Changes between Version 16 and Version 17 of Linux/Network
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- 2016/01/12 10:00:54 (9 years ago)
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Linux/Network
v16 v17 45 45 }}} 46 46 47 48 ただし、上記の設定では、**RHEL7.1/CentOS7.1ではパケットのフラグメントが発生し、著しい性能低下が発生**する。原因は、カプセル化されたIPヘッダの中にチェックサムが空のため、受け側のNICでGROが効かず細切れになったパケットが直接アプリケーション側まで届くためである。udpcsumオプションを付けると、送信パケットのすべてのヘッダにチェックサムが入るようになり、受信側のNICでGROされるため性能が劇的に向上する。ただし、最新のiprouteを利用する必要がある(RHEL7.1同梱のiprouteではudpcsumに対応していないので注意。CentOS7/RHEL7用の最新パッケージはここ: https://github.com/okamototk/el-repo )。 49 50 {{{ 51 # ip link add vxlan0 type vxlan id 2 remote 192.168.200.2 local 192.168.200.1 dev eno1 dstport 4789 udpcsum 52 }}} 53 54 Open vSwitchを利用する場合は、options:csum=trueを利用する。Open vSwitchのcsumオプションは、CentOS7.2以降で利用できる。 55 56 57 {{{ 58 # ovs-vsctl add-port vxlanbr vxlan0 -- set interface vxlan0 type=vxlan options:key=128 options:remote_ip=192.168.100.2 options:csum=true 59 }}} 60 61 udpcsum,options:csumはRHEL7.2/CentOS7.2から正しく動作する。 62 47 63 == GRE 48 64 … … 68 84 [192.168.200.2]# ip link set dev vxlan0 up 69 85 [192.168.200.2]# ping 192.168.128.1 70 }}}71 72 ただし、上記の設定では、**RHEL7.1/CentOS7.1ではパケットのフラグメントが発生し、著しい性能低下が発生**する。原因は、カプセル化されたIPヘッダの中にチェックサムが空のため、受け側のNICでGROが効かず細切れになったパケットが直接アプリケーション側まで届くためである。udpcsumオプションを付けると、送信パケットのすべてのヘッダにチェックサムが入るようになり、受信側のNICでGROされるため性能が劇的に向上する。ただし、最新のiprouteを利用する必要がある(RHEL7.1同梱のiprouteではudpcsumに対応していないので注意。CentOS7/RHEL7用の最新パッケージはここ: https://github.com/okamototk/el-repo )。73 74 {{{75 # ip link add link eno1 name eno1.2 type vlan id 2 udpcsum76 }}}77 78 Open vSwitchを利用する場合は、options:csum=trueを利用する。Open vSwitchのcsumオプションは、CentOS7.2以降で利用できる。79 80 81 {{{82 # ovs-vsctl add-port vxlanbr vxlan0 -- set interface vxlan0 type=vxlan options:key=128 options:remote_ip=192.168.100.2 options:csum=true83 86 }}} 84 87