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KVMのストレージメモ
sparceでないrawイメージを作る
qemu-imgでrawイメージを作成すると、サイズの大きなイメージでも一瞬で作ることができます。
# time qemu create -f raw test.raw 100G Formatting 'test.raw', fmt=raw size=107374182400 real 0m0.011s
ls -sで実際のファイルサイズを確認すると、サイズが0であることが分かります。
# ls -s 0 test.raw
これは、qemu-imgでイメージを作成するとsparseファイルとして作成されるためです。sparseファイルは初回書き込み時のアクセス性能が落ちます。sparseでないファイルイメージを作成するには、ddを使います。
# dd if=/dev/zero of=test.raw bs=1G count=100
sparceファイルの扱い
sparceでないファイルの0で埋まっている箇所をsparceと扱いコピーするには、
# cp --sparce=always org.raw dest.raw
差分イメージを作成
仮想マシンイメージを作成するごとに、OSをインストールするのは手間です。そんなときは、テンプレートイメージを作成しておき、 テンプレートイメージからの差分のみ記録するイメージを作成するとディスクを効率的に利用でき、イメージ作成も早くすることができます。 テンプレートイメージからイメージ作成は、次のようにします。
# qemu-img create -b CentSO64_BASE.qcow -f qcow2 CentOS64_Working.qcow
ベースイメージは、raw形式も利用することができます。