wiki:linux/KvmStorage

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KVMのストレージメモ

sparceでないrawイメージを作る

qemu-imgでrawイメージを作成すると、サイズの大きなイメージでも一瞬で作ることができます。

# time qemu create -f raw test.raw 100G
Formatting 'test.raw', fmt=raw size=107374182400

real 0m0.011s

ls -sで実際のファイルサイズを確認すると、サイズが0であることが分かります。

# ls -s
0 test.raw

これは、qemu-imgでイメージを作成するとsparseファイルとして作成されるためです。sparseファイルは初回書き込み時のアクセス性能が落ちます。sparseでないファイルイメージを作成するには、ddを使います。

# dd if=/dev/zero of=test.raw bs=1G count=100

sparceファイルの扱い

sparceでないファイルの0で埋まっている箇所をsparceと扱いコピーするには、

# cp --sparce=always org.raw dest.raw

差分イメージを作成

仮想マシンイメージを作成するごとに、OSをインストールするのは手間です。そんなときは、テンプレートイメージを作成しておき、 テンプレートイメージからの差分のみ記録するイメージを作成するとディスクを効率的に利用でき、イメージ作成も早くすることができます。 テンプレートイメージからイメージ作成は、次のようにします。

# qemu-img create -b CentSO64_BASE.qcow -f qcow2 CentOS64_Working.qcow

ベースイメージは、raw形式も利用することができます。