Changes between Version 2 and Version 3 of linux/openvz
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linux/openvz
v2 v3 4 4 しかしながら、VMWareやXen等の仮想化技術では、ハードウェア自身を仮想化し個別のOSを起動するため、OSのメモリ領域が取られたり、ディスクI/Oのエミュレーションが重くパフォーマンスが低下します。 5 5 6 OpenVzはLinux 6 OpenVzはLinuxに特化した仮想化ソリューションです。専用のカーネル上で複数のLinuxOS環境を動作させることができます。例えば、Ubuntu上でCentOSとDebianを動作させるといったことが可能です。他の仮想化ソリューションと比べて、ハードウェアまで仮想化しないため、軽快に動作するといった特徴があります。XenとOpenVzのパフォーマンスの比較について興味がある人はHP社から提供されている資料を読むとよいでしょう。 7 8 [http://www.hpl.hp.com/techreports/2007/HPL-2007-59.pdf Performance Evaluation of Virtualization Technologies for Server Consolidation] 9 10 ここでは、UbuntuでOpenVzを利用する方法を紹介します。 7 11 8 12 == インストール == 9 /etc/apt/sources.listに次のapt-lineを追加 13 /etc/apt/sources.listに次のapt-lineを追加します。 10 14 {{{ 11 15 deb http://debian.systs.org/ etch openvz 12 16 }}} 13 apt-getでOpenVzに対応したカーネルとユーティリティ、OSのテンプレートをインストール 。17 apt-getでOpenVzに対応したカーネルとユーティリティ、OSのテンプレートをインストールします。 14 18 {{{ 15 19 # apt-get install vzctl vzquota vzdump vzctl-ostmpl-debian 16 20 # apt-get install linux-headers-2.6.18-fza-5-686 linux-image-2.6.18-fza-5-686 17 21 }}} 22 18 23 == VEの作成 == 19 24 VEとは、OpenVzで動作する仮想的なOS環境のことです。ここでは、上記のインストール手順でインストールしたDebianのOSテンプレートからVEを作成してみましょう。まず最初に、OpenVzを起動します。 … … 28 33 テンプレートのファイル名から、.tar.gzを除いたものがテンプレート名になります。VEを作成するには、次のようにvzctl createを利用します。 29 34 {{{ 30 # vzctl create 1001 --ostemplate debian-4.0-i386-minimal --ipadd 192.168.1.10 35 # vzctl create 1001 --ostemplate debian-4.0-i386-minimal --ipadd 192.168.1.10 --hostname vzdebian 31 36 }}} 37 1001はVEのIDです。VE毎に異なるIDを指定してください。以下、このIDを利用してVEを操作することになります。 32 38 == VEの操作 == 39 作成したVEを起動するには、 40 {{{ 41 # vzctl start 1001 42 }}} 43 とします。vzlistで起動中のVEを確認します。 44 {{{ 45 # vzlist 46 VEID NPROC STATUS IP_ADDR HOSTNAME 47 1001 6 running 192.168.1.10 vzdebian 48 }}} 49 VEにログインしてみましょう。 50 {{{ 51 # vzctl enter 1001 52 root@localhost:/# 53 }}} 54 VEのルートユーザのパスワードを変更するには、次のようにします。 55 {{{ 56 # vzctl set 1001 --userpasswd root:root --save 57 }}} 58