Changes between Initial Version and Version 1 of TracIni


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2010/10/12 00:14:07 (14 years ago)
Author:
trac
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  • TracIni

    v1 v1  
     1= Trac 設定ファイル = #TheTracConfigurationFile 
     2[[TracGuideToc]] 
     3 
     4Trac の設定は `<projectenv>/conf/` にある '''`trac.ini`''' というファイルを編集して行います。変更した内容は通常、即座に反映されますが、 `[components]` セクションや `[logging]` セクションへの変更では Web サーバを再起動する必要があります。また、グローバルな設定ファイルを新しく作成した直後も Web サーバを再起動しなければなりません。 
     5 
     6`trac.ini` 設定ファイルは Web サーバから書き込み可能でなければなりません。 Trac は現在のところ、キャッシュを破棄するために完全に Environment を再読み込みするトリガーとして利用しています。 
     7 
     8== グローバルな設定 == #GlobalConfiguration 
     9 
     100.11 より前のバージョンでは、グローバルな設定ファイルは `$prefix/share/trac/conf/trac.ini` や `/etc/trac/trac.ini` などディストリビューションに依存した特定の位置に配置されていました。アップグレードする場合は、設定を継承するファイルを明示しなければなりません。以前のバージョンから 0.11 にアップグレードした場合、プロジェクトの `trac.ini` ファイルに `[inherit]` セクションを追加しなければなりません。カスタマイズしたテンプレートや画像のファイルは `$prefix/share/trac/...` から他の場所に移動することもできます。 
     11 
     12グローバルな設定は Environment 固有の設定とマージされます。ローカルの設定はグローバルの設定を上書きます。グローバルな設定ファイルは以下のように指定します: 
     13{{{ 
     14[inherit] 
     15file = /path/to/global/trac.ini 
     16}}} 
     17カンマ区切りにすることで、複数のファイルを指定することができます。 
     18 
     19Note: 新しいプロジェクトを作る時に [TracAdmin#initenv trac-admin] の `initenv` コマンドに `--inherit=/path/to/global/trac.ini` オプションを追加することで、グローバル設定ファイルを指定することができます。オプションを追加せずにプロジェクトを作成した場合でも、新しく作成された `conf/trac.ini` ファイルを編集して、グローバルファイルの設定で上書きしたいエントリを削除すれば、新しい Environment でグローバル設定ファイルを使用することができます。 
     20 
     21[[#inherit-section| [inherit] ]] セクションには、共有するテンプレートの配置先を指す `templates_dir` と、共有するプラグインを指す `plugins_dir` という二つのエントリもあります。これらがグローバル設定ファイルに指定することができます。この場合、他の `[inherit] file` が指定されていれば、設定ファイルは順次読み込まれます。 
     22 
     23== リファレンス == #Referenceforsettings 
     24 
     25現在利用できる設定項目のリファレンスです。 
     26 
     27[[TracIni]] 
     28 
     29== 特殊なセクションのリファレンス == #Referenceforspecialsections 
     30[[PageOutline(3,,inline)]] 
     31 
     32=== [components] === #components-section 
     33このセクションは Trac 本体も含めて、プラグインによって提供されるコンポーネントの有効/無効を設定するために使います。有効/無効を設定するコンポーネントは、オプションの名前 (`name`) を使って特定します。コンポーネントが有効かどうかはオプションの値 (`value`) によって決定されます; コンポーネントを有効にするには、値を `enabled` または `on` に設定します。他の値 (一般的には `disabled` または `off`) の場合、コンポーネントは無効になります。 
     34 
     35オプションの名前はコンポーネントの完全修飾名、もしくは、コンポーネントのモジュール/パッケージ プレフィックスとなっています。前者は 特定のコンポーネントの有効/無効を設定し、後者は特定のパッケージ/モジュール内のコンポーネントの有効/無効を設定します。 
     36 
     37以下の設定ファイルの抜粋を見てください: 
     38{{{ 
     39[components] 
     40trac.ticket.report.ReportModule = disabled 
     41webadmin.* = enabled 
     42}}} 
     43 
     44最初のオプションは [wiki:TracReports レポートモジュール] を使用しないように Trac を設定しています。二つ目のオプションは `webadmin` パッケージのすべてのコンポーネントを使用できるように設定しています。末尾のワイルドカードはモジュール/パッケージのマッチを行う場合、必須です。 
     45 
     46アクティブなコンポーネントの一覧を取得するには、 ''Trac について'' (訳注: 英語版では ''About Trac'') の ''Plugins'' ページを参照してください。 (`CONFIG_VIEW` [wiki:TracPermissions パーミッション] が必要となります。) 
     47 
     48See also: TracPlugins 
     49 
     50=== [milestone-groups] === #milestone-groups-section 
     51''(0.11 以降)'' 
     52 
     53今やチケットのワークフローは変更可能です。チケットステータスを数多く持つことができます。 
     54単に解決した (closed) チケットと、その他のチケットを対比して表示することが、すべてのケースで 
     55適切とは言えなくなりました。このセクションでは、簡単にステータスの ''グループ'' を作成ができます。 
     56グループはマイルストーンのプログレスバーで異なった色で表示させることができます。 
     57 
     58設定の例 (closed と active しか持たない場合): 
     59{{{ 
     60closed = closed 
     61# sequence number in the progress bar 
     62closed.order = 0 
     63# optional extra param for the query (two additional columns: created and modified and sort on created) 
     64closed.query_args = group=resolution,order=time,col=id,col=summary,col=owner,col=type,col=priority,col=component,col=severity,col=time,col=changetime 
     65# indicates groups that count for overall completion  
     66closed.overall_completion = truepercentage 
     67 
     68new = new 
     69new.order = 1 
     70new.css_class = new 
     71new.label = new 
     72 
     73# one catch-all group is allowed 
     74active = * 
     75active.order = 2 
     76# CSS class for this interval 
     77active.css_class = open 
     78# Displayed label for this group 
     79active.label = in progress 
     80}}} 
     81 
     82グループの定義は、含めるステータスをカンマ区切りのリストにして構成します。 
     83また、 '*' はあらゆるステータスを意味し、残りのすべてのステータスをキャッチオールグループに 
     84関連付けます。 
     85 
     86CSS クラスは次のいずれかを設定します: new (黄色), open (無色), closed (緑色)。 
     87新しくスタイルを追加するには、以下のセレクタを使用します: 
     88`table.progress td.<class>` 
     89 
     90=== [repositories] === #repositories-section 
     91 
     92(''0.12 以降'' のマルチリポジトリ) 
     93 
     94trac.ini の `[repositories]` セクションに設定できることは、新しいリポジトリを登録すること以外にもあります。 
     95 
     96使い勝手を増すエイリアスや、一時的なリポジトリ、インストール時の初期状態などを設定することができます。 
     97 
     98このセクションとその他諸々の書き方についての詳細は [TracRepositoryAdmin#Intrac.ini TracRepositoryAdmin] を参照してください。 
     99 
     100=== [svn:externals] === #svn:externals-section 
     101''(0.11 以降)'' 
     102 
     103Subversion 向けの TracBrowser は、フォルダの `svn:externals` 属性を解釈できます。 
     104デフォルトでは URL をリンクとして処理できるだけであり、 Trac 自身はリモートとなるリポジトリをブラウズすることはできません。 
     105 
     106しかしながら、別の Trac インスタンス (または [http://www.viewvc.org/ ViewVC] のような別のリポジトリブラウザ) がリンク先のリポジトリにをブラウズできるように設定されていれば、別のリポジトリブラウザを指す外部の URL を Trac に設定しておくことができます。 
     107 
     108このマッピングは TracIni の `[svn:externals]` セクションで設定します。 
     109 
     110例: 
     111{{{ 
     112[svn:externals] 
     1131 = svn://server/repos1                       http://trac/proj1/browser/$path?rev=$rev 
     1142 = svn://server/repos2                       http://trac/proj2/browser/$path?rev=$rev 
     1153 = http://theirserver.org/svn/eng-soft       http://ourserver/viewvc/svn/$path/?pathrev=25914 
     1164 = svn://anotherserver.com/tools_repository  http://ourserver/tracs/tools/browser/$path?rev=$rev 
     117}}} 
     118上記では、 `svn://anotherserver.com/tools_repository/tags/1.1/tools` という external は `http://ourserver/tracs/tools/browser/tags/1.1/tools?rev=` にマップされます (`rev` は external にリビジョンが指定された場合、適切なリビジョン番号に設定されます。詳細は [http://svnbook.red-bean.com/en/1.4/svn.advanced.externals.html SVN Book の externals] を参照してください)。 
     119 
     120Note: 番号はセクション内でのキー項目としてだけ使用されます。 URL 自身はキー項目として扱うことが出来ないという、設定ファイルのパーサの制限事項を回避するためです。 
     121 
     122最後に [http://subversion.tigris.org/svn_1.5_releasenotes.html#externals Subversion 1.5] で導入された相対 URL は、現在のところサポートしていません。 
     123 
     124=== [ticket-custom] === #ticket-custom-section 
     125 
     126このセクションでは、チケットに追加フィールドを定義することができます。詳しくは TracTicketsCustomFields を参照してください。 
     127 
     128=== [ticket-workflow] === #ticket-workflow-section 
     129''(0.11 以降)'' 
     130 
     131チケットのワークフローはプラグインで制御します。 
     132デフォルトでは `ConfigurableTicketWorkflow` コンポーネントが制御を行います。 
     133このコンポーネントでは、 trac.ini ファイルのこのセクションでワークフローを設定することが可能です。 
     134詳細は TracWorkflow を参照してください。 
     135 
     136 
     137---- 
     138See also: TracGuide, TracAdmin, TracEnvironment