ミニトマトを栽培しよう

トマトは、育て易く多収で、ベランダでも簡単に育てられるので家庭菜園にぴったりの野菜です。特にミニトマトは、1株から100個以上収穫することも難しくなく、また、大玉のトマトに比べて糖度が高く甘くて美味しい品種が多いので特にお奨めです。

しかしながら、ただ単にミニトマトを栽培するだけじゃ面白くない。どうせ栽培するなら、自分しか作れない世界でただ一つの美味しいミニトマトを栽培したい、という思いから、ミニトマトの調査をはじめました。

ミニトマトの品種について

ミニトマトの味は、50%は品種で決まります。残りの50%は栽培環境です。まずは、どの品種が甘いか調査を行いました。

概要

日本でポピュラーな高糖度ミニトマトは千果です。多くの農家で栽培されています。甘くて適度な酸味があり、非常に美味しい品種で、収穫も多くあまり間違いのない品種です。また、サカタ交配が提供するキャロルシリーズには、ミニキャロル、キャロル7、キャロル10、キャロルクィーン、イエローキャロル等がありますが、キャロルクィーン、キャロル7が美味しいようです。その他、 無施肥無農薬栽培作物でおいしかった作物のアンケートで第一位のティンカーベルや、 トマト試食の比較で一番甘いオレンジパルチェなども美味しそうです。

世界に目を向けると、 Sun Goldという品種が人気があるようです。キャンディーの様に甘いと言われています。  2004 TOMATO TASTING VOTEのGrape-Goldで一位を獲得したり、  Vegitable Varieties for Gardenersで投票数が1位だったりします。あとは、 All American Sections Vegetable Award 2005で有償したSugaryや Tomato Days 2006で有償したSun Sugarも美味しそうです。

苗や種子の購入

ミニトマトは、苗から育てる方法と種子から育てる方法があります。苗から育てた方が簡単に育てられるので、初心者には苗から育てることをお奨めします。苗は、4月～6月初旬位にホームセンターや園芸店で購入することができます。品種にこだわりがある人は、目的のミニトマトの苗が見つからない場合は、種子から育てます。

種子は、メジャーなものはホームセンターや園芸店で購入することになりますが、マイナーなものや海外のものは楽天や Tomato Growersで購入します。Tomato Growersは英語ですが、これでもかという程沢山の品種が紹介されているので、一度ごらんになることをお奨めします。

参考資料

•  有名野菜品種特性研究会における食べ比べ評価のとりまとめ結果の概要
  • キャロル10、サンチェリープレミアム、千果、ネネを比較。千果とネネが優れる。
•  ミニトマトにおける減農薬栽培に適した品種比較試験
  • 千果、サンチェリープレミアム、キャロルクィーン、イエローミミを比較。キャロルクィーンが優れる
•  Dave's Gardenのトマトランキング
•  Tomato Days 2006
  • Sun Sugarが1位。2位のMAMOTAROは桃太郎のことか?
•  2004 TOMATO TASTING VOTE
  • Sun Gold、Super Sweet 100が1位。

糖度比較

次に植えたいのは、赤系でティンカーベル、Sugary、キャロルクイーン、オレンジ系でSun Gold、オレンジパルチェ、イエロー系でイエローミミ。

糖度の目安