= Thinkpad X60でubuntuを動かす = == インストール == 最近のPCは初期出荷状態でWindowsXPのパーティションでハードディスクの領域を全部利用しています。そのため、Linuxをインストールするディスクスペースを確保する必要があります。ディスクスペースを確保するには、パーティションの編集ツールである__gpartedを利用し、WindowsXPのパーティションのサイズを減らします__。gpartedを利用するには、ubuntuを起動したら、アプリケーション->アクセサリ->Gnome端末を選択し、gpartedを起動します。 {{{ # sudo gparted }}} 最初100G程度利用していた領域を40Gに減らしました。gpartedの詳細な使い方は、下記のURLを参考にしてください。 * http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/825usegparted.html その後、インストールアイコンをクリックし、インストールを行います。Linux用のパーティションを作成するところでは、拡張パーティションを作成し、Linuxのルートファイルシステム領域と、スワップパーティションを確保すると良いでしょう。また、WindowsXPとLinuxの間でデータをやり取りするFAT32パーティションを作成しておくと良いでしょう。 == Wireless LAN == 無線LANがデフォルトでは動かない。lspciでデバイスを調べると、 {{{ $ sudo lspci ... 03:00.0 Network controller: Atheros Communications, Inc. Unknown device 0024 (rev 01) ... }}} となっている。次のパッチをmadwifiドライバに当てればきちんと動く。 {{{ --- ath/if_ath_pci.c~ 2006-11-16 00:40:33.000000000 +0900 +++ ath/if_ath_pci.c 2006-11-16 00:43:03.000000000 +0900 @@ -99,6 +99,7 @@ { 0x168c, 0x001b, PCI_ANY_ID, PCI_ANY_ID }, { 0x168c, 0x001c, PCI_ANY_ID, PCI_ANY_ID }, /* PCI Express 5424 */ { 0x168c, 0x001d, PCI_ANY_ID, PCI_ANY_ID }, /* PCI Express ??? */ + { 0x168c, 0x0024, PCI_ANY_ID, PCI_ANY_ID }, /* Thinkpad X60 */ { 0x168c, 0x9013, PCI_ANY_ID, PCI_ANY_ID }, /* sonicwall */ { 0 } }; }}} 上記のパッチをlinux-restricted-modules-2.6.17パッケージのmadwifi/patchesディレクトリに000-thinkpadX60.patchに置き、debuildする。