= LVMメモ = LVMの物理ボリュームは、/dev/sdbなどのディスク単位で作成しよう。物理単位で作成していれば、ストレージやハイパーバイザの機能でストレージサイズを拡張するとき、 {{{ # pvresize }}} でLVMの物理ボリュームのサイズを拡張できます。 運悪く/dev/sdb1など、パーティションに作成してしまった場合、 fdiskでパーティションを作り直すことでLVMの物理ボリュームを 拡張できます。 {{{ # fdisk /dev/sdb コマンド (m でヘルプ): x 上級者コマンド (m でヘルプ): p ... Nr AF Hd Sec Cyl Hd Sec Cyl 開始 サイズ ID 1 00 0 2 0 70 5 1 1 20479 8e }}} パーティションの開始位置を確認しておきます。ここでは1です。 パーティションを削除して拡張したサイズで作成しなおします。 {{{ 上級者コマンド (m でヘルプ): r コマンド (m でヘルプ): d 選択した領域 1 コマンド (m でヘルプ): n コマンドアクション e 拡張 p 基本パーティション (1-4) p パーティション番号 (1-4): 1 最初 シリンダ (1-115, 初期値 1): 1 Last シリンダ (1-115, 初期値 1): 155 コマンド (m でヘルプ): t 選択した領域 1 16進数コード (L コマンドでコードリスト表示): 8e 領域のシステムタイプを 1 から 8e (Linux LVM) に変更しました コマンド (m でヘルプ): p ... デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム /dev/sdc1 1 115 20410 8e Linux LVM }}} ここで、パーティションの詳細を上級者モードで確認します。 {{{ コマンド (m でヘルプ): x 上級者コマンド (m でヘルプ): p ... Nr AF Hd Sec Cyl Hd Sec Cyl 開始 サイズ ID 1 00 1 1 0 70 5 114 5 40820 8e ... }}} 5になっています。先ほどは1だったので、作り直したパーティションは開始位置がずれていることになります。 bコマンドで、パーティションの開始位置を1に修正します。 {{{ 上級者コマンド (m でヘルプ): b パーティション番号 (1-4): 1 新規データ開始位置 (1-40820, 初期値 5): 1 上級者コマンド (m でヘルプ): p Nr AF Hd Sec Cyl Hd Sec Cyl 開始 サイズ ID 1 00 1 1 0 70 5 114 1 40824 8e }}} 書き込んで完了!! {{{ 上級者コマンド (m でヘルプ): w パーティションテーブルは変更されました! }}} あとはリブート or partprobe実行(RHEL5)してresizeすれば拡張できます。 {{{ # pvresize /dev/sdb1 }}} RHEL6では、partprobeでOS内のパーティション情報を更新することができません。どーしてもやりたい場合は、RHEL5のpartprobeを無理やりRHEL6で利用することにより更新することができます。